豆乳について
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豆乳の栄養成分

成分表

豆乳の栄養成分

  • 大豆たんぱくの力(肥満を予防・動脈硬化防止への期待)

    大豆たんぱくの必要摂取量について

    ダイエットをする場合、痩せやすい体質をつくることが大切ですが、そのためには一定量のたんぱく質を摂取することが不可欠です。大豆の33%をしめるたんぱく質は、動物性食品に比べても低カロリーで基礎代謝を活発にする機能があるため、ダイエットに効果があると期待されています。ダイエットは適度な運動に加え基礎代謝を高くし、いかにカロリーを消費させるかが重要です。
    また、大豆たんぱく質は体内での吸収・分解に時間がかかり満腹感を得やすいため、大豆たんぱく質をたっぷり含んだ豆乳は、間食予防としてもダイエットの強い味方になってくれます。他にも、大豆たんぱく質は血清コレステロールの低下作用、血小板の凝集性の抑制作用など、全身の血流改善に役立つといわれています。

  • イソフラボンの力(がん予防、骨粗鬆症予防への期待)

    大豆イソフラボンは、大豆の胚芽に含まれている植物性化合物でポリフェノールの一種で、女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造をしています。乳がんは、エストロゲンの過剰分泌が原因のひとつと考えられています。大豆イソフラボンは、エストロゲンが足りなければ補い、多すぎるときには減少させようと働くため、乳がんなどのホルモン依存型のがん予防にも効果が期待されています。
    また、女性は閉経後、それまで骨を丈夫にするのに役立っていた女性ホルモンのエストロゲンが不足することによって骨にカルシウムが届けられにくくなり骨粗鬆症になりやすくなります。イソフラボンの代替ホルモンとしての働きは、骨粗鬆症予防にも役立ちます。

  • サポニンの力(肥満体質の改善及び予防・動脈硬化と老化の防止)

    サポニンは、石鹸の泡が油脂を溶かして水で洗い流すように、血液中のコレステロールや中性脂肪などの血液中の余分な脂質を洗い流してくれ、肥満予防によいといわれています。また、サポニンのもう一つの大きな働きは、抗酸化作用です。体内の細胞膜を構成する脂質は、加齢や活性酸素によって過酸化脂質(サビ)に変化します。サポニンにはこの動脈硬化と身体の酸化(=老化)を予防するといわれています。

  • レシチンの力(脳の老化予防、コレステロール低下で生活習慣予防への期待)

    レシチンは体内の細胞が常に不具合をおこさないように細胞膜をきれいにし、次々に新しい細胞が生まれるための働きをしています。コレステロールを乳化して肝臓へと運び排泄させるため、動脈硬化を予防する効果があり、血管を強くして高血圧を防いだり、神経伝達物質を生成することにより、脳を活性化して認知症の予防にも効果が期待されています。

  • オリゴ糖(便秘が気なる方)

    豆乳に含まれる大豆由来のオリゴ糖は、腸内環境を整えてくれるビフィズス菌や乳酸菌の栄養源となります。善玉菌を増やし、免疫力を高めて腸壁を刺激し便通をよくする働きとなります。

  • フィチン酸(抗酸化作用、発がん予防への期待)

    豆類や穀物類に含まれているフィチン酸は、糖類の一種で細胞を活性酸素から守り、発がんを抑制する働きがあると期待されています。

  • ビタミンB群(脳の機能維持、イライラ予防)

    豆乳にはビタミンB群が含まれており、脳の機能を維持する働きをもっています。それらが不足すると、イライラなど神経の不安定、集中力不足になりやすくなります。

  • ビタミンE(血行促進、抗酸化作用)

    脂肪の過酸化を防ぎ、細胞膜を強化し、呼吸器や内臓を丈夫にします。
    血行をよくする作用もあり、美肌づくり、肩こりに効果があるほか、ホルモンの分泌を盛んにして若返りを促進するといわれています。

  • カリウム(ナトリウム排出・高血圧予防)

    カリウムというミネラルは、血圧を安定させてくれる働きと、細胞を元気にする働きを持っています。
    日本人はナトリウムの摂取が先進国の中で最も多いといわれています。このナトリウムが血圧を上げる作用をするのに対して、カリウムはナトリウムを排出させ、体内のナトリウムが過剰にならないようにすることで、血圧を正常に保つ働きをします。

  • マグネシウム(ホルモン分泌器調整、カルシウムとの関係性)

    マグネシウムは心臓や血管、神経やホルモン分泌臓器などの働きを調整します。カルシウムとの関係は深く、共に不足すると水銀や鉛を脳内に取り込みやすくなり、凶悪犯人や非行少年の毛髪分析から確認されています。また、アルミニウムも脳内に取り込まれやすくなり、アルツハイマー症の原因となるとの報告もあります。
    なお、マグネシウムの一日の摂取量はカルシウム600mgに対し、2対1の割合の300mgがよいということがわかってきています。

  • 不飽和脂肪酸(生活活性物質の材料となる物質 -コレステロール代謝調節)

    脂肪酸は、脂肪を構成する物質で「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」に分けられます。
    一般的には、大豆をはじめとした植物性脂肪には不飽和脂肪酸が、動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれています。
    大豆の脂肪酸の約80%は、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸です。リノール酸に代表されるオメガ6(n-6系)脂肪酸と、α-リノレン酸に代表されるオメガ3(n-3系)脂肪酸の2系統の多価不飽和脂肪酸は、人の体で合成できない必須脂肪酸と言われています。