応募期間:2010年11月1日~2011年1月31日
応募総数:153通(鍋部門10通、おかず部門82通、デザート部門64通)
開催日時:2011年3月23日(金)13時
場所:(株)クックアンドライフ社 第1会議室
審査委員長・料理再現:植木もも子
料理研究家・管理栄養士。フードコーディネーターとして企業のメニュー開発に関わるなど、食にまつわるあらゆる分野で活躍中。「毎日の食事が健康を作る」をモットーに、西洋の栄養学に加え国際中医師の資格も持ち、西洋と東洋の栄養学を融合させたヘルシーでおいしい料理レシピを提案している。自身の生活でも、毎日欠かさず豆乳を飲み、料理にも豆乳を使うことが多いという豆乳派。
最優秀賞
該当作なし
優秀賞
優秀賞
審査委員長講評:
残念ながら最優秀賞の該当作はありませんでした。優秀賞の「ピリまろ豆乳雲呑鍋」は、みそとコチュジャンで味付けしたスープがおいしかったです。応募のレシピでは豆乳で材料を煮るようになっていましたが、それでは野菜が十分に柔らかくならず、また長く煮ることで豆乳が分離してしまいます。野菜が柔らかくなるまでふたをして蒸し煮にしてから豆乳を加えて暖めるほうがよいでしょう。「豆乳のすいとん鍋」は味も作り方も無難で、家庭でもすぐに作れる料理です。すいとんはもっと柔らかくしてもおいしいので、豆乳の量を1.5倍の150ml位に増やしてもよいと思います。
最優秀賞
優秀賞
優秀賞
審査委員長講評:
最終選考に残った3点は、それぞれにアイデアがありました。最優秀賞の「ピリ辛麻婆豆乳ラザニア」は、ちょっと手間がかかりますが、中華風の麻婆ソースと豆乳のホワイトソースを組み合わせたアイデアがとてもよいと思います。優秀賞の「えびとほたてのピリ辛豆乳炒め」は作りやすく、レシピの完成度が高い点がよかったです。少し辛めの味付けなので、豆板醤の量は好みで調節するとよいでしょう。また野菜の量が少なめなので、もう少しふやしてもよいかと思いました。「豆Newだご汁」は、郷土料理のだご汁の「だご(だんご)」にセロリのみじん切りを入れるアイデアが斬新。味もよく、色もきれいでよいと思います。
最優秀賞
優秀賞
優秀賞
審査委員長講評:
最優秀賞の「豆乳ロール」はレシピの完成度が高く、お菓子を作りなれている方ならすぐに作れると思います。豆乳のカスタードクリームはあっさりしていて、おいしくいただけました。
優秀賞の「豆乳入り里いもプリン」は、里いもを使うアイデアがおもしろく、今までにない食感が味わえました。よく考えた料理だと思います。粉寒天は豆乳に溶けにくいので、先に少量の水で溶いてから豆乳を加えると、寒天を扱いなれていない方でも上手くできると思います。
また、「健康BLACK豆乳スムージー」は、黒豆を加えて甘みをつけているところがおもしろいアイデアです。手に入りやすい材料で手軽にできる点もよいと思います。
豆乳料理コンテストも3回目を迎え、今回も、豆乳のもち味を生かした、よい料理がたくさん寄せられました。豆乳は体によい成分を豊富に含むヘルシーな食品。我が家では豆乳をきらせたことがなく、毎日飲むだけでなく、料理にもどんどん使っています。皆さんの作品を拝見していると、まだまだ豆乳を使いこなしていないかな、と感じました。とくに、寄せられた作品を審査していて気になったのは、すでにあるレシピに豆乳を加えたり、レシピの一部を豆乳に変えただけ、または実際に作ってみないで机上で考えただけかもしれないと思われるレシピが散見された点です。ぜひ、実際に豆乳を使って作ってみてください。作って、味わってみることで、豆乳のおいしさや魅力がわかり、新しいアイデアが見つかることと思います。